[I-427] 一 軸引張を受ける上下非対称当て板両面接着鋼板の理論解析
キーワード:上下非対称当て板両面接着接合、理論解析、合成断面
損傷した鋼部材に対して用いられている当て板接着工法は、母材へボルト孔等を設けないため、部材への応力集中やそれに伴う断面欠損が生じないといった利点があるが、断面が急激に変化する当て板端部の接着剤に高いせん断応力と垂直応力が生じることにより、当て板がはく離することが問題として挙げられる。本研究では、これまでに理論解析が行われていない、軸力を受ける主板の両面に厚さなどの条件が両者で異なる当て板が接着された場合に対して、合成断面を考えることで簡易的に接着剤に生じる応力式の導出し、FEM解析結果と比較を行った。比較の結果、理論解とFEM解で同様な傾向を示したが、せん断応力分布に若干のずれがみられた。
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