令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(補修)

座長:宮下 剛(長岡技術科学大学)

[I-429] 土砂化した鉄筋コンクリート床版の断面修復に関する実験的研究

〇牧 祐之1、中村 拓郎2、久保 善司3、波多野 雄士4、和田 均5、宮野 暢紘6 (1.大日本コンサルタント、2.寒地土木研究所、3.金沢大学、4.CORE技術研究所、5.日本橋梁建設協会、6.住友大阪セメント)

キーワード:道路橋床版、断面修復、ポリマーセメントモルタル

本研究では,土砂化した供試体を用いてPCMによる断面修復補修を実施し,水張り環境下での輪荷重走行試験を実施してその効果を確認した.結果として事前の土砂化までの試験と補修後の試験の走行回数の倍率(断面修復後走行回数/土砂化試験での走行回数)はS39供試体で8.64,S47供試体で1.02であり,十分な補修効果が確認された.補修後の走行回数が大きくなった理由として浸透性エポキシや打ち継ぎ用接着剤,PCMの防水効果の影響とPCMのヤング係数が小さいことによる一体性の向上が推察される.

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