令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

座屈・耐荷力(柱・その他)

座長:澤田 守(国立研究開発法人土木研究所)

[I-126] 鋼種の違いがガセットを有する鋼長柱の弾塑性挙動に与える影響に関する実験的研究

〇松尾 淳史1、宮本 大2、大西 孝典3、志村 保美4、小林 裕輔5、澁谷 敦5、小野 潔2 (1.早稲田大学大学院、2.早稲田大学、3.土木研究所、4.日本鋼構造協会、5.日本橋梁建設協会)

キーワード:ステンレス鋼、SUS316、ガセット、対傾構、弾塑性挙動、耐荷力

対傾構の腐食は,鋼橋全体の耐久性に影響を及ぼし,補強のための維持管理コストの増大が問題となっている.そこで,耐食性の高いステンレス鋼を対傾構に利用することで維持管理コストの低減が期待されている.普通鋼に代えてステンレス鋼を対傾構に利用する場合,ステンレス鋼の非線形的な材料特性が,対傾構の弾塑性挙動に影響を及ぼす可能性がある.そのため,本研究では,鋼種の違いがガセットを有する鋼長柱の弾塑性挙動に与える影響を把握することを目的として,普通鋼とステンレス鋼の2パターンについて,繰り返し載荷試験を行った.その結果,普通鋼とステンレス鋼で同程度の弾塑性挙動を有する可能性があることが示された.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン