令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

維持管理・設計(港湾・水産施設)

座長:酒井 大樹(東洋建設株式会社)

[II-110] 公園を兼ねた函体内蔵型堤防の巨大水災害用構造要件― 多目的利用と安定性に関する規模別函体構造の概略設計 ―

金子 大二郎1、細山田 得三2 (1.(株)遥感環境モニター 、2.長岡技術科学大学 環境社会基盤専攻)

キーワード:巨大水災害、函体内蔵、海岸堤防、構造要件、河川堤防、多目的

日本太平洋沖地震による被災を背景に,想定最大級の津波がもたらす人的被害を減災する社会的要請がある.一方で,気候温暖化によってスーパー台風が強大化し,高潮・河川氾濫が懸念されている.大都市圏の河川氾濫へのハード対策として,堤体が崩壊せずに且つ,公園や交通機能の利用が可能な津波・高潮堤防や河川堤防の構造要件を検討している.従来のコンクリート構造物である海岸堤防は,海岸環境にそぐわない圧迫感のある景観と,日常利用が乏しいコンクリート構造物であったため,住民合意が事業の滞る課題として続いてきた.本研究は,津波波高や河川の計画高水位または計画高水流量の堤防規模に応じて,安定した断面形を検討し提案した

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