令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

安定性(海岸・港湾施設)

座長:小林 孝彰(鹿島建設株式会社)

[II-150] 矢板式係船岸の変形挙動に及ぼす施工過程の影響(鉛直方向)

中村 駿太1、水谷 崇亮1、松村 聡1、菅原 修一2、田端 優憲3、高野 向後3 (1.港湾空港技術研究所、2.横浜港湾空港技術調査事務所、3.日本港湾コンサルタント)

キーワード:矢板式係船岸、施工段階、骨組解析

港湾の施設の技術上の基準・同解説によると,矢板式係船岸を設計する場合,前面矢板,タイ材および控え工などの構成部材をそれぞれ個別に性能照査することとなっている.このとき,各部材間では荷重が受け渡しされるが,各部材の接続部で発生する変位が各部材間で一致しているとは限らない.また,施工時に関する検討として,背後土砂の埋立やタイ材設置の順序を考慮するような施工過程の影響は一般的に考慮されない.

本研究では,矢板式係船岸の構造全体を一括して解析可能な骨組解析モデルを作成し,背後土砂を段階的に埋立てた場合について,各部材に発生する変位や応力に及ぼす施工過程の影響を調べた.

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