令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

降水・大気

座長:平林 由希子

[II-45] 気象レーダの仰角数と観測鉛直降雨分布の関係の分析

干場 希乃1、清水 啓太1、寺井 しおり2、山田 正3 (1.中央大学大学院、2.中央大学研究開発機構、3.中央大学)

キーワード:マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ、鉛直降雨分布

頻発する短時間集中豪雨の被害軽減策として,豪雨の早期探知は避難のリードタイム確保において重要である。近年開発されたマルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダは,現行の気象レーダよりも時間解像度および鉛直方向の空間解像度が高いため,短時間集中豪雨の探知が可能であり,本研究では,マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダと従来の気象レーダにおいてレーダ仰角数の違いが鉛直降雨分布の観測結果に及ぼす影響を分析した.その結果,マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダの高仰角観測により,レーダサイト近傍において,従来正確に捉えられなかった雨雲の発達をより早期に検知できることが明らかとなった.

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