令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流出・氾濫(2)

座長:手計 太一

[II-147] 平成27年9月関東・東北豪雨を対象にした流出氾濫解析に関する基礎検討

藤井 希帆1、丸山 喜久1 (1.千葉大学大学院融合理工学府)

キーワード:鬼怒川、RRIモデル、地理情報システム(GIS)

平成27年9月関東・東北豪雨では,土砂災害,浸水,河川の氾濫等が発生した.特に,茨城県常総市では,鬼怒川等で堤防の決壊や越水が発生し,家屋の浸水被害や,避難の遅れ等によって多くの住民が孤立する事態となった.
 本研究では降雨流出氾濫解析モデルを用いて,鬼怒川・小貝川の氾濫シミュレーションを行った.水位や流量,浸水地域の最大浸水深の実測値との比較により得られた詳細なパラメータ設定を行うことで氾濫シミュレーションの精度を高めた.また,RRIモデルで得られた浸水深分布などを地理情報システム上で取りまとめた.本研究では対象豪雨の解析を行い,今後の日本全国の水災害リスク軽減に寄与することを目的とする.

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