令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流出・氾濫(2)

座長:手計 太一

[II-148] 堤防の浸透破壊を考慮した河川氾濫解析による荒川流域の潜在的氾濫リスクの評価

海野瀬 綾乃1、田中 規夫2、五十嵐 善哉1、伏見 健吾1 (1.埼玉大学大学院理工学研究科、2.埼玉大学レジリエント社会研究センター)

キーワード:浸透破壊、潜在的氾濫リスク、堤防脆弱性指標

荒川流域を対象に,浸透破堤に対する潜在的な氾濫リスク箇所を評価することを目的とし解析を行った.平面二次元計算で河川流と氾濫流を一体的に解析するモデルを使用し,令和元年台風第19号の流量,水位データを境界条件として与えた.浸透破堤リスクの特定には堤防脆弱性指標t*を用いた.荒川流域において台風第19号による浸透破堤は発生しなかったが,荒川本川上流部や入間川流域の各河川合流部とその上流側でt*は大きな値を示し,浸透による潜在的氾濫リスク箇所を明示することができた.

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