令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

降水・大気

座長:平林 由希子

[II-49] 水位予測手法(River Cast)を活用した倉松川における危険降雨特性の抽出

高柳 渉1、瀧川 宏樹3、島村 明1、竹本 浩之2 (1.埼玉県県土整備部杉戸県土整備事務所、2.埼玉県県土整備部総合治水事務所、3.構造計画研究所)

キーワード:水位予測、River Cast、降雨特性、倉松川、河川計画

本研究は本県の管理河川である倉松川に水位予測手法(River Cast)を適用し、様々な降雨波形を想定し水位予測を行うことで、倉松川の危険降雨特性を把握することを目的とする。倉松川は中川・綾瀬川流域に位置する一級河川で、流域が低平で勾配がほとんどないことが特徴である。こうした流域の河川は長雨型の降雨に弱いと考えられ、倉松川においても同様の降雨が危険なのか検討した。結果、危険と想定していた長雨型の降雨より、短期集中型の降雨で中央集中型の降雨波形が危険であることが確認できた。本研究により、短時間で簡易に危険降雨特性の確認を行い、地元自治体への防災情報提供など様々に活用が可能となる。

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