[II-220] 令和元年東日本台風による堤防決壊箇所の調査と破堤プロセスの推察
キーワード:令和元年東日本台風、堤防、決壊
近年,台風を始めとする気象災害による河川氾濫災害が増加している.筆者らは令和元年台風19号で被災した福島県内の阿武隈川水系河川の決壊箇所およびその周辺を調査した.同じ河川であっても,地点ごとに堤防の被害状況は異なることを確認した.本稿ではこの調査結果を報告するとともに,そこから推察される堤防決壊原因について議論する.堤防決壊箇所と,被災したものの決壊に至らなかった箇所との比較から,洪水時に決壊リスクの高い地点の特定など今後の水害対策に有用な知見が得られると考えられる.
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