令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

令和元年の水害

座長:竹之内 健介

[II-221] 令和元年10月25日大雨による千葉県一宮川の洪水氾濫状況の把握

尾形 勇紀1、本間 升一朗1、太田 皓陽1、小野村 史穂1、片岡 智哉1、二瓶 泰雄1 (1.東京理科大学)

キーワード:洪水氾濫、調節池、中小河川、台風、洪水調節効果

令和元年10月25日,本州の南海上の低気圧と東海上の台風21号の接近により広い範囲で大雨となり千葉県や福島県では河川氾濫が発生した.本研究では調節池を有しながらも広域の洪水氾濫が発生した千葉県一宮川流域において災害調査を基にした洪水氾濫状況の把握と氾濫計算による一宮川の調節池の治水効果の検証を行った.一宮川では23.1kmで1321万mの水が氾濫したことが分かった.越水が生じた一宮川第二調節池(貯水容量70万m3)の洪水調節効果を検証するため調節池の有無による氾濫計算の比較を行った結果,増水期においては河川水位の低減効果をもたらしたが計画規模を上回る豪雨状況下では治水効果の限界が示された.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン