令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川工学

座長:片岡 智哉(東京理科大学)

[II-234] 野外環境下における三角型太陽熱淡水化装置の造水特製

大野 晃裕1、寺崎 寛章2、加藤 隼也3、梅村 朋弘4、福原 輝幸5、長谷川 美香2、日下 幸則2 (1.前田工繊、2.福井大学、3.福井大学大学院、4.愛知医科大学、5.広島工業大学)

キーワード:バングラデシュ 、島嶼国、淡水化、三角型太陽熱淡水化装置、造水試験、回帰分析

筆者らはこれまで太陽エネルギーから飲み水を造る三角型太陽熱淡水化装置(TrSS)の研究・開発を行っている.今後,島嶼国や発展途上国の災害時の飲み水確保の手段としての導入を目指し,TrSSの水収支および日造水量に及ぼす気象要因の影響を調べた.その結果,TrSSが大きく(トラフが長く)なるにつれて蒸発量および造水量は線形的に増大し,積算日射量は,造水量に対して最も影響が大きい気象因子であることが分かった.これより,実測データに乏しい遠隔地においても,月平均日射量を用いて造水量と水コストを予測・試算することは可能であると考える.

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