令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

津波・高波(1)

座長:菊 雅美(岐阜工業高等専門学校)

[II-77] 海上施工管理のための畳み込みニューラルネットワークを用いた波浪予測

板谷 知明1、鈴木 一輝1、岩前 伸幸1、新保 裕美1 (1.鹿島建設株式会社)

キーワード:海上工事、波浪予測、畳み込みニューラルネットワーク、有義波高

海上工事において,施工可否の判断には波高が用いられることから,安全な施工管理のためには精度の高い波高予測が求められる.本研究では,畳み込みニューラルネットワークを用いた波浪予測手法を開発し,作業限界波高の予測性能を検証した.気象庁GSM(日本域)客観解析データの海面更正気圧と東西風速・南北風速を入力とし,24時間後までの秋田港の有義波高を予測した.作業限界波高の再現率と適合率を評価したところ,12,24時間後について,0.5,1.0m以上の波浪に対して80~90%,2.0m以上の波浪に対して70~80%程度の再現率・適合率で予測が可能であり,作業限界波高を精度よく予測ができることが示された.

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