令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

温暖化・リスク

座長:山口 弘誠(京都大学)

[II-56] 海面水温の変化が令和元年東日本台風の降水量に与える影響に関する数値実験

北 真人1、銭 潮潮1、此島 健男子1、中安 正晃1、辻本 哲郎1 (1.(一財)河川情報センター)

キーワード:令和元年東日本台風、WRF、海面水温、水蒸気、降水量

2019年10月に令和元年東日本台風が接近・上陸し、東日本を中心に甚大な被害を齎した.荒川流域では上流の中小河川の氾濫だけでなく下流域で水位が氾濫危険水位近くにまで到達した.さらなる降水量の増加に伴い、下流域での氾濫リスクが高まることから想定しうる降水量の増減について検討する必要がある.本研究では,水蒸気の供給源とされる海面水温に着目し,気象モデルWRFによる数値実験によって海面水温が台風19号の降水場に与える影響について分析した.結果として、海面水温を変化させることで台風経路や水蒸気フラックス量が変化し,降水場の分布や量に影響を及ぼすことを確認した.

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