令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(1)

座長:岩佐 直人(日鉄建材)

[III-06] エネルギーNewmark法による斜面地震時安定性と滑り変位量の統一的評価 その4:北海道胆振東部地震での上昇エネルギーの算定例

〇三笠 真吾1、藤川 祥1、國生 剛治2 (1.西日本技術開発株式会社、2.中央大学(名誉教授))

キーワード:地震波動エネルギー、SH波、インピーダンス比、鉛直アレー、北海道胆振東部地震

筆者らはエネルギー収支に基づく地震時斜面流動評価法を提案しており、その評価には累積上昇エネルギーEuを決定することが重要である。既往研究では、近年の9強地震の鉛直アレー記録を用いて地盤中のエネルギーフローをSH波の重複反射理論に基づいて分析した結果、想定地震断層からマグニチュードMと震源距離Rから求める地震基盤エネルギーEIPとEuに相関関係があることが分かっている。ここでは、この知見に基づき、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の鉛直アレー実測記録による結果を加え、知見の補完を行った。

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