令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の変形・強度

座長:吉川 高広(名古屋大学大学院)

[III-68] 現場密度勾配の影響を飽和度に基づき考慮した現場と室内で締固めた砂質土の強度特性の比較

冨田 佑一1、古関 潤一1、龍岡 文夫2 (1.東京大学、2.東京理科大学)

キーワード:盛土、締固め、振動ローラ―、飽和度

盛土構造物の高度化には設計で適切に定めた要求性能を満足する施工管理が必要であり,現場で測定する間接的な物性値と三軸圧縮試験などで設計条件下で測定した強度特性の相関が必要となる.最近では現場の盛土のCBR値は,ρdに加えて締固め時の飽和度Srに影響されるため,Srの影響を考慮する必要がある.そこで大型鋼製土槽内に小型締固め機械を用いて作製した試験盛土から採取した不攪乱試料と同一の土質を用いて室内の鋼製モールド内で締固めた不飽和供試体の圧密排気・排水三軸圧縮試験を行い,原位置締固め層に生じる深さ方向の乾燥密度の低減と締固め時の飽和度の影響を考慮して,最大軸差応力についての両者の相関を検討した.

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