令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(4)

座長:重村 智(日本大学)

[III-39] 被圧地下水を考慮したクリープ性地すべりのFEM解析

〇大澤 宗一郎1、小谷 健太、若井 明彦1 (1.群馬大学)

キーワード:クリープ、安全率、地下水位、数値解析

時間とともに進行する地すべり挙動は粘性的であり,一定の応力下で変形が進行するクリープ挙動と解釈される。このような斜面変動では地表面での変位速度と斜面内の地下水位の間に強い相関性が知られている。研究対象とした地すべり事例の数値解析は既に取り組まれているが,地すべり予測を行うにあたり観測結果に対する解析結果の精度を向上する必要がある。そのため,本研究では地すべり斜面に数多く見られる被圧地下水の圧力水頭を静水圧に上乗せする地下水位モデルを作成した。仮定したすべり層に対して粘性的な抵抗特性を加えた弾粘塑性FEM解析を行い,観測された地表面変位と比較することで再現解析による手法の妥当性を検討する。

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