[III-112] 鉄道トンネルの路盤沈下対策に向けた地中レーダー探査の適用
キーワード:鉄道トンネル、維持管理、路盤沈下、地中レーダ探査
鉄道トンネルにおける路盤沈下は軌道変位につながる変状であり、変状の初期段階である空洞発生を捉え、迅速に対策することが望ましい。本稿では、トンネル路盤下空洞に対する地中レーダ探査の適用性を検討し、注入による対策の効果を検証した。レーダーを用いることで路盤下に存在する空洞や礫層を一定の精度で検出できることが示された。さらに、グラウト注入による対策前後ではレーダ反応が消失することが確認され、空洞充填の効果がみられた。本取組みはトンネル路盤沈下の早期発見・早期対策を可能にし、鉄道トンネルの健全性向上に寄与するものである。
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン