令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

数値解析(2)

座長:石井 裕泰(大成建設)

[III-143] 二酸化炭素地中貯留における地質の不確実性を考慮した圧入井の配置最適化

宮城 充宏1、山本 肇1、秋本 洋平2 (1.大成建設株式会社、2.筑波大学)

キーワード:二酸化炭素地中貯留、井戸配置最適化問題、地質の不確実性、メタヒューリスティクス

二酸化炭素地中貯留における圧入井の設置効果を高めるためには、プロジェクトの目標や地盤の特性に応じた配置を検討する必要がある。筆者らは、これまで最適化アルゴリズムと数値シミュレーションを組み合わせ、井戸配置を最適化するツールの開発を行なってきた。しかし、通常用いる地質モデルには観測情報の不足や測定誤差などに起因する大きな不確実性がある。そこで本研究では、複数モデルのシミュレーション結果から、地質モデルの不確実性に依存しにくいロバストな最適解を発見できる手法を提案した。そして、CO2圧入井の配置問題を対象とした50個の地質モデルに提案手法を適用し、有用であることがわかったので報告する。

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