令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

試験法・調査法(1)

座長:久保 裕一(中部土質試験協同組合)

[III-48] ICT土工における盛土材料の品質管理方法の検討

當坂 康紘1、細川 晃司1、児玉 知之2 (1.西日本高速道路エンジニアリング関西、2.西日本高速道路)

キーワード:盛土、ICT土工、含水比、日常管理

ICT土工における盛土の施工では、GNSSを搭載した振動ローラにより転圧回数と転圧範囲を管理する。これにより従来のRI計器による品質管理が不要となり、人員削減や業務効率化が図られる。一方、ICT土工での盛土材料の日常管理では含水比の確認が必要だが、最適な方法が確立されていない問題がある。
そこで本研究では、炉乾燥より迅速な方法として、電子レンジの盛土材料への適用性を検討した。その結果、電子レンジで求めた含水比を炉乾燥相当に換算する係数を設定できた。
本結果を用いれば含水比の確認時間を大幅に削減できることから、NEXCO西日本関西支社ではICT土工を用いた際の含水比管理方法の一つとして運用している。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン