令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(5)

座長:森 友宏(前橋工科大学)

[III-192] 落石の衝突エネルギーによる危険度評価の基づく落石対策工の最適設計手法の検討

〇津田 悠人1、吉田 郁政1 (1.東京都市大学)

キーワード:落石対策工、最適設計、トータルコスト、制約条件付最適化問題

落石対策工の設置の有無,対策の優先順位は既往の災害履歴等に基づいて判断されることが多く,さらなる高度化のためには危険度に関する定量的評価を加味することが好ましい.
 本研究では,トータルコスト最小化に基づいた落石対策工の最適設計手法を提案する.質点解析に基づく落石の危険度評価より落石が被害を与える確率を算定する.落石対策工の限界状態を仮定し,トータルコストを評価する.トータルコストは落石対策工の初期建設費と各限界状態を超過した場合のリスクの和で定義し,リスクは影響度と限界状態を超過する確率を乗じて算定する.実際の斜面および道路に提案手法を適用した試算例を示す.

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