令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

試験法・調査法(1)

座長:久保 裕一(中部土質試験協同組合)

[III-50] 山岳地盤における土層強度検査棒の適用性に関する検討

岸本 秀真1、恒川 明伸1、黒瀬 高秀1、小野里 直也2、中川 清森2、佐渡 耕一郎2 (1.東京電力ホールディングス株式会社、2.株式会社地圏総合コンサルタント)

キーワード:地質調査、室内試験、土層強度検査棒、せん断強度

土層強度検査棒は国立研究開発法人土木研究所が開発した人肩運搬可能で簡易にベーンコーンせん断試験を実施できるもので,これを山岳地盤に適用できれば簡易に対象地盤の強度が推定できる。本研究では,既往の現地から採取したコアの室内試験結果との比較により山岳地における土層強度検査棒の適用性を検討した。その結果,対象地盤は限られるもの,土層強度検査棒により山岳地でも簡易に地盤強度を推定することが可能であることを確認した。ただし回帰式に対して試験値がばらつく地点もあることから,例えば有意水準を考慮した割引や下限値の採用など,安全側となる評価を行うことが必要である。

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