令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(5)

座長:青野 泰久(清水建設株式会社)

[III-222] 孔径変化法による初期応力測定装置の改良と変形追随性の検証

新井 智之1、村山 秀幸1、池田 奈央1、管原 隆之2、児玉 淳一2、釣賀 雅人3、中村 健太3 (1.株式会社フジタ、2.北海道大学、3.株式会社エーティック)

キーワード:初期応力測定、孔径変化法、オーバーコアリング

山岳トンネルの設計ではしばしば数値解析手法が用いられるが,地山の初期応力状態に結果が依存するため初期応力を正確に捉えることは非常に重要となる.本稿で検証する測定装置はGimireらが開発したものである.これは測定孔に装置を挿入し周辺岩盤をオーバーコアリングして応力を解放し,周辺岩盤の変位を測定する手法である.本装置の特長はロガー内蔵で軽量・小型な装置を用い,測定が容易なこと等である.既に開発から十数年が経過し陳腐化・劣化したため,本装置のメリットを継承した改良器の作製に着手した.本稿では,開発中の応力測定装置における従来装置からの改良箇所と改良に伴う変形追随性の確認試験の結果について報告する.

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