令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(5)

座長:青野 泰久(清水建設株式会社)

[III-226] ノンコア削孔検層結果の三次元可視化によるトンネル切羽前方地山情報の共有

板場 建太1、中岡 健一1、久下 敦1、井上 陽介1、丹羽 武志2 (1.株式会社大林組 技術研究所、2.国土交通省 中部地方整備局)

キーワード:山岳トンネル、前方探査、ノンコア削孔検層、ガウス過程回帰、三次元可視化

3本以上のノンコア削孔検層の結果を空間補間して三次元可視化させるプログラムの開発を行い、山岳トンネル現場で試行した。正規化削孔速度比の3Dコンター図は、地山の軟質部を容易に発見することができ、工事関係者間で危険個所の情報共有が図れた。また地山等級の3Dコンター図は、前方地山の支保パターンの協議材料として活用できることが明らかになった。以上の結果、安全管理と支保選定補助のための有用性が確認された。

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