令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

締固め(1)

座長:酒井 崇之(名古屋大学大学院)

[III-245] K30値を用いた盛土の締固め管理指標に関する一考察

佐竹 亮一郎1、冨田 佑一1 (1.東急建設)

キーワード:締固め、飽和度

盛土工の締固め施工管理においては,近年締固め時の飽和度管理の重要性が指摘されている。一方,実際に施工管理に用いられる,現場指標と設計強度・変形特性の関係は,飽和度を考慮した形では整理が進んでいない。そこで締固め時の飽和度に基づいて地盤反力係数K30値と内部摩擦角φの関係性を整理した。実大締固め試験を実施し,小型FWD試験,キャスポルより求めたK30相当値と,不飽和三軸試験より求めたφとの関係について検討した。最適飽和度付近において,転圧回数の増加に伴いK30,φの値も増加し,低Sr条件と同程度の値が得られた。最適飽和度において高いK30が得られるよう十分に締固めれば十分高いφが期待できる。

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