令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(6)

座長:原 勝宏(川崎地質株式会社)

[III-194] グラウンドアンカーを用いた構造物外的安定の設計方法

〇川崎 廣貴1、野口 明1 (1.弘和産業)

キーワード:グラウンドアンカー、構造物、外的安定、浮上り変位、設計方法、必要抑止力

既設構造物や新設構造物の耐震性等の外的安定をより向上する目的で、グラウンドアンカーによるプレストレス補強対策が使用される。構造物の外的安定のアンカー設計は、滑動・転倒・支持力で剛体モードの安定状態を仮定して所要の計画安全率を満足するように、必要アンカー力を求める。アンカー傾角が90°付近の急角度で、構造物の基礎底面を通過するようなアンカーの場合は、転倒安定で計画安全率や許容偏心量を満足させても、基礎底面アンカー位置が浮上るので、この変位を考慮したアンカー仕様の設計が重要である。
ここでは、構造物外的安定の確保を目的としたアンカー設計方法を整理し、一連の設計式を取りまとめたので、これを報告する。

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