[III-218] セメント系固化材を用いた改良体の長期安定性に関する研究‐材齢10年報告(2)‐
キーワード:セメント系固化材、改良体、長期安定性、粉末X線回折、CaO含有量、針貫入
港湾空港技術研究所とセメント協会は,セメント系固化材を用いた改良体の長期安定性調査を目的に,共同研究を開始した.同研究所の敷地内において,CDM工法の現場施工を実施し,柱状改良体を築造した.この改良体からコアボーリングを行い,各種試験を実施した.改良体は,針貫入試験結果から,材齢10年においても安定して初期の強度を維持していることが確認された.改良体の含水比,CaO量およびpHは,材齢10年においても大きな変化は認められず,粉末X線回折の結果により,材齢10年においても初期材齢と同様なセメント水和物が確認されたことから,改良体が長期に渡り物理・化学的安定性を維持していると推測された.
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