令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(6)

座長:清木 隆文(宇都宮大学)

[III-237] 膨潤性地山に掘削されたトンネルの力学挙動の数値シミュレーション

劉 暁東1、松原 成志朗2、山田 正太郎1、京谷 孝史1 (1.東北大学大学院工学研究科、2.名古屋大学大学院工学研究科)

キーワード:掘削、膨潤、修正カムクレイモデル、リターンマッピング、整合接線係数

近年,膨潤性粘土鉱物であるスメクタイト類を含む地山の膨張によってトンネル路面が破壊されるといった事例が多く報告されている.高度経済成長期から半世紀が経ちインフラ劣化が社会問題となっている今日,地中構造物の設計や維持管理の高度化・合理化のために,地山の膨張現象に対する合理的な予測評価手法の確立は喫緊の課題である.本研究では膨潤性地山におけるトンネルの盤ぶくれ問題に対する解析プロセスを提案する.また高精度・高効率の数値解析に実現するために,地盤材料に良く使われている膨潤性を考慮した修正Cam-Clayモデルに対して,リターンマッピングの定式化を行う.更に開発した解析コードを用いた数値計算例を示す.

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