令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

締固め(2)

座長:中野 正樹(名古屋大学)

[III-254] 微粒フェロニッケルスラグの土工材料としての有効利用に関する研究(その1)経時的強度発現メカニズムに関する検討

〇蜂谷 興起1、横山 隆明1、建山 和由1、館農 昇2、中澤 徳男2、井田 学志2、石黒 健3、平田 昌史3 (1.立命館大学、2.日本冶金工業株式会社、3.前田建設工業株式会社)

キーワード:フェロニッケルスラグ、比表面積、サクション、CBR、地盤反力係数

日本冶金工業(株)大江山製造所ではステンレス鋼の原料であるフェロニッケルを製錬しており,その際に発生する微粒スラグ(BFNS)の土工材料としての有効利用の可能性を模索している.これまでにBFNSの複雑な粒子構造に起因すると考えられる良好な締固め特性や現地造成地盤の強度増加等を報告した.今回は,粒子構造やサクション,現地造成地盤の経時的強度変化を調べ,その関係を調べた.その結果BFNSが非常に大きな比表面積を有しており,粒子表面に微小な空隙が認められた.さらに,造成地盤の経時的な強度増加が認められた.今後は微小空隙における水の性質について調べ,経時的強度発現メカニズムについて検討する所存である.

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