令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

圧縮・圧密(2)

座長:山田 正太郎(東北大学)

[III-265] 「u-w-p二相質点系モデル」による飽和地盤の一次元動的変形問題における即時水圧の出現および水圧の二段階遷移現象に関する一考察

〇豊田 智大1、野田 利弘1 (1.名古屋大学)

キーワード:u-w-p formulation、水~土骨格連成、数値解析

著者らが開発したu-w-p formulationに基づく連成解析手法を飽和地盤の一次元動的変形問題に適用した際に生じる即時水圧発現後の水圧の二段階遷移現象について,固液二相からなる質点系モデルに基づいて考察した.二相質点系モデルの支配方程式は微小変位近似の下で減衰調和振動の微分方程式に帰着され,その解の性質は透水係数の逆数に比例する無次元パラメータhの値に応じて過減衰から減衰振動まで変化することが確認された.また,h>1の場合,水圧変動は異なる速度で消散する2つの指数関数解の線形結合で表され,これが即時水圧発現後の水圧回復過程および水圧回復後の圧密過程にそれぞれ対応することを確認した.

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