令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(1)

座長:片桐 雅明(㈱日建設計シビル)

[III-320] 養生温度がセメント改良土の強度発現性に及ぼす影響 (その1:一軸圧縮試験)

島田 拓朗1、野崎 隆人1、七尾 舞1、藤井 二三夫2、堀 常男2、佐藤 直樹2 (1.太平洋セメント(株)、2.伊藤忠TC建機(株))

キーワード:養生温度、一軸圧縮強さ、泥土、品質管理

浚渫工事等で発生する泥土は,処分,運搬や再利用のために適切な性状に改良する必要がある.セメント系固化材等を用いた泥土の改良をした場合,現場環境条件の異なる改良土の強度を推定することができれば,より合理的な品質管理を行うことが可能となる.本研究では,普通セメントを用いた改良土の養生温度と材齢を変化させ,積算温度と一軸圧縮強さとの関係について検討した.その結果,①積算温度と一軸圧縮強さに関して,5~40℃と60℃のそれぞれに相関関係が確認できた.②含水条件の異なる改良土間には相関が認められ,加水した試料の供試体強度を推定できることが確認できた.

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