令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(1)

座長:藤原 覚太(東海大学)

[III-371] 杭基礎における杭施工データを用いた対策工の意思決定に関する一考察

鈴木 直樹1、石原 行博1 (1.株式会社技研製作所)

キーワード:杭基礎、情報化施工、期待総費用、観測施工法、圧入工法

近年施工データの活用が建設業界で盛んにおこなわれている.筆者らは鋼管杭圧入中の施工データを用いて地盤情報および杭基礎支持力等を推定し,構造物の信頼性を高める観測施工の方法を模索している.施工データを用いた支持力推定により杭の全数確認が容易となり,更に設計時よりも推定の確からしさが多少向上する.しかし観測後の推定値の確からしさがそこまで大きくない場合,推定値が設計値より小さい際に支持力向上のための対策工を講じるか否かの意思決定方法は明らかでない.意思決定の指標が期待破壊確率または期待総費用を参考に決定するとの仮定のもと,意思決定方法の考察を行う.

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