令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地下空洞と地下構造物

座長:樋口 賢一郎(佐藤工業株式会社)

[III-454] 骨組み構造解析における既設地下駅の床版開口モデル化に関する一検討

〇牛田 貴士1、仲山 貴司1、新井 泰2、岡ノ谷 圭亮2、田中 篤史3、佐藤 絵理子3 (1.鉄道総合技術研究所、2.東京地下鉄、3.メトロ開発)

キーワード:既設地下駅、二次元骨組み構造解析、床版開口、剛性低減率

駅のバリアフリー化のためのエスカレーター設置等に伴って,既設地下駅の床版を開口する事例が増えている.ここで,地下駅の構造計算には一般に二次元骨組み構造解析が用いられるが,既設床版開口時に開口延長や開口幅を考慮したモデル化手法の検討例は見当たらない.そこで本稿では,二次元骨組み構造解析における床版開口のモデル化手法の検討および試解析を実施して,その条件において,提案する簡易法を用いて得られた側壁の曲げモーメント分布が,三次元FEMを包括することを確認した.手法の汎用性検証には,開口延長や開口位置,中柱間隔等に対する検討の深度化が必要と考えられる.今後,これらの課題に取り組む計画である.

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