令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地下空洞と地下構造物

座長:樋口 賢一郎(佐藤工業株式会社)

[III-456] 既設プレキャストアーチカルバートの縦断方向挙動対策における連結部材数の影響検証

〇日下 寛彦1、中澤 正典1、中村 洋丈2、佐伯 宗大3、眞野 基大3、呂 佩哲3、山崎 旬也4、翼 野田4 (1.高速道路総合技術研究所、2.中日本高速道路、3.エイト日本技術開発、4.土木研究所)

キーワード:プレキャストアーチカルバート、縦断方向対策、補強、連結

平成23年東日本大震災などで被災・損傷が発生した3 ヒンジ式プレキャストアーチカルバートについて,既往の検討からカルバート躯体を縦断方向にシートで連結すると,躯体が一体として挙動し補強効果が得られることが確認されている.このシートによる連結は,形状効果を考えると,ある一定範囲以上は縦断方向に躯体が連結された状態を保つことが良いと考えられる.そこで本研究では3 次元FEM 解析により躯体の縦断方向への連結による形状効果について分析し,連結長さの影響について検証した.解析の結果,躯体を縦断方向に躯体高程度の範囲で連結できていれば,形状効果により躯体の縦断方向への挙動が効果的に抑制できることが確認された.

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