[III-424] 温度履歴を付与したNa型ベントナイトの水分拡散係数の測定
キーワード:ベントナイト系緩衝材、水分拡散係数、熱的性質、崩壊熱
地層処分におけるベントナイト系緩衝材の機能低下に,高レベル放射性廃棄物からの崩壊熱による影響が懸念されている.そこで,本研究では緩衝材の技術要件であるベントナイト系緩衝材による地下水の移行抑制性に及ぼす温度履歴の影響を評価する.本論文では,温度履歴を付与したNa型ベントナイトの水分拡散係数について,ベントナイトの体積拘束下の吸水量測定試験から求めた吸水量の経時変化から測定を行った.その結果,200℃以上かつ30日間以上の温度履歴を付与することで,水分拡散係数が微増することが確認した.しかし,温度履歴の期間を30日間から730日間に延長しても,水分拡散係数の増加量は変化しないことが分かった.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン