令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(3)

座長:近藤 益央(土木研究所)

[III-340] セメントと微生物固化を併用した固化処理土の最適配合に関する検討

生駒 聖1、畠 俊郎1 (1.広島大学)

キーワード:セメント改良土、微生物固化、劣化抑制技術、コーン貫入試験、一軸圧縮試験

セメントや石灰を用いて作製した固化処理土はメンテナンスフリーな材料として扱われてきたが,海水環境下においてセメント改良土からカルシウムが溶出して劣化することが確認されており, 微生物固化を応用した劣化抑制技術が提案されているが,析出する固化成分と劣化抑制効果の関係や微生物固化の過程で溶出するアンモニアに対する検討等は課題として挙げられる.本研究では56日間の海水曝露試験を行い,その結果1)微生物添加率によって炭酸カルシウムの析出効率が向上すること,2)固化体の強度増進効果が促進されること,3)供試体中の水分量の約6 %の菌体培養液とする配合が最適であること,が明らかとなった.

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