令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

凍結・凍上

座長:川端 伸一郎(北海道科学大学)

[III-301] 正規圧密および過圧密の飽和細粒土における透水係数と凍・不凍水量の関係

廣瀬 剛1、伊藤 譲2、塚本 光祐3、神戸 隆志4、三木 椋介5 (1.奥村組土木興業株式会社、2.摂南大学、3.八尾市、4.アーバンパイオニア設計、5.NEXCOエンジニアリング)

キーワード:凍水量、不凍水量、透水係数、飽和細粒土

飽和細粒土の間隙水には吸着水と自由水があり,吸着水は粘性や密度が大きい.しかし,間隙水は自由水と吸着水を区別せずに取り扱われていた.透水係数は間隙比と強く関係しているが,間隙比が小さいと間隙水の中の吸着水の量が多くなり,透水係数に影響すると考えられた.本研究は過圧密および正規圧密した土を用いて凍結試験により凍結水(自由水)と未凍結水(吸着水)を区別して,未凍土の透水係数と凍・不凍水量との関係を検討した.実験の結果,-0.7℃で凍結させた時の正規圧密および過圧密の凍結水量は,透水係数と対応していることが明らかとなった.これは,-0.7℃までに凍結した水分が透水係数を支配することを示唆している.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン