令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

補強土(1)

座長:峯岸 邦夫(日本大学)

[III-155] 新型ジオテキスタイルを用いた石垣の耐震補強工法

〇川本 卓人1、森田 晃司1、ルイス ベンジャミン1、粕谷 悠紀1、岡渕 直樹1、西村 俊亮1 (1.株式会社大林組)

キーワード:ジオテキスタイル、石垣、補強土壁、振動台実験

近年発生した大地震による城郭石垣の崩壊を機に,安定性確保を目的とし,ジオテキスタイル補強盛土工法が採り入れられている.築石の背面を構成する栗石の粒径(200~300mm程度)に対し,従来のジオテキの目合いは,最大でも50mm程度と小さいので,栗石間の噛み合わせが阻害される.そこで,栗石の粒径に応じて目合いを調整でき,栗石間の噛み合わせを阻害しない新型ジオテキを開発した.新型ジオテキと壁面材を組み合わせた補強土壁工法が効果的であるが、石垣本来の景観を損なわないためには,壁面材の選定が重要である.そこで,築石自体を壁面材とし,新型ジオテキをアンカー材で築石に連結した補強形式を考案した.

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