[III-127] 加振時の堤体天端沈下挙動に及ぼす入力および応答加速度の影響
キーワード:フィルダム、地震時挙動、遠心力載荷振動模型実験
平成20年岩手・宮城内陸地震では、荒砥沢ダムにおいて基礎の地震計が最大加速度10.24m/s2を示したが、堤体天端部で最大38cmの沈下が確認された程度で、ダムの安全性に重大な影響は認められなかった。本研究では、大規模地震時のフィルダム堤体変形メカニズム解明の一助として、遠心力場における振動模型実験により、入力加速度および天端応答加速度と天端沈下量の関係について検証した。その結果、天端沈下量は加振の継続とともに漸増した。また、入力加速度が大きくなる程、天端での沈下量は増加し累積沈下量も増大したのに対し、入力地震動が大きくなると、天端での応答加速度と沈下量の間に明瞭な関係は認められなかった。
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