令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

高齢者・身障者交通

座長:稲垣 具志(中央大学)

[IV-112] 仙台都市圏における高齢世帯の立地動向分析

〇松井 悠太1、北詰 恵一2 (1.関西大学大学院、2.関西大学)

キーワード:高齢世帯、土地利用、社会福祉

近年のわが国における高齢化や単身世帯化を踏まえると,今後適切な都市運営を行うには,世帯構成員の動向に着目し,その世帯の立地選択を分析しなければならない.本研究では仙台都市圏における高齢世帯の立地動向を明らかにすることを目的とし,住宅形態を5歳階級別および家族型で分析した.5歳階級別では,福祉施策を考える上で,高齢者集合住宅は80歳以降,マンションおよびアパートは95歳前後において,高齢者数の増加率を考慮する必要があり,家族型では,高齢者集合住宅に対して,「単身世帯」だけでなく,「夫婦のみ」,「ひとり親と子」世帯もまた,将来の需要として踏まえておく必要があることが確認された.

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