令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

防災計画

座長:小山 真紀(岐阜大学 流域圏科学研究センター)

[IV-160] 鉄道林が有する副次的機能の調査 -並行する国道への防風・防雪効果の波及-

〇白川 龍生1、前嶋 直浩2、高橋 浩司3、石本 敬志4 (1.国立大学法人北見工業大学、2.たつの市役所、3.株式会社構研エンジニアリング、4.NPO法人雪氷ネットワーク)

キーワード:鉄道林、防風・防雪、副次的機能、移動気象観測車、吹雪による通行止め

JR函館本線幌向・上幌向間では国道12号が並行している.この区間には総延長7kmの鉄道林(幌向鉄道林)が植林されている.本研究は, (1)積雪分布上の立地条件,(2)副次的機能によりもたらされる国道12号の防風・防雪効果,(3)国道12号の吹雪による通行止め履歴との関係を調査した.結果、(1)幌向鉄道林は山地に挟まれた多雪エリアの南縁に位置すること、(2)鉄道林の風下にある国道12号の風速は、風上500mの道路に対し約7割に低減すること、(3)国道12号が鉄道林と並行する区間では,吹雪による通行止めが直近10年間で発生していないことがわかった.

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