令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

地域都市計画における災害リスクマネジメント

座長:奥村 誠(東北大学)

[IV-169] 津波防災対策の実現を考慮した将来都市の環境負荷シミュレーション

〇坂本 淳1 (1.高知大学)

キーワード:将来人口推計、津波浸水想定区域、津波防災対策、環境負荷、居住選択

2012年に施行された津波防災地域づくり法を受けて太平洋沿岸地域の津波浸水想定は大きく見直された.一方,地方では本格的な超高齢化・人口減少が深刻であり,持続的な都市形成のためにはコンパクトかつ公共交通の利便性の高い都市の形成が急務である.そこで本研究は,津波防災対策の実現が地方都市の環境負荷低減にもたらす影響を明らかにする.中心市街地の大部分が津波浸水想定区域となる高知市をケーススタディ地域として,住民アンケート調査を実施し,将来の居住地選好に関する回答結果からモデルを開発する.これを用いて津波防災対策の実現有無別の将来人口およびCO2排出量を推計する.

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