[IV-84] 人口減少時代におけるストックの維持と利用をめざす計画論
キーワード:地域計画、既存ストック、維持、利活用、人口減少
宮城県・岩手県の沿岸部の津波被災地では,造成地への立地が進まず,コンパクトシティー化とは程遠い状況が出現しつつある。本稿はこの原因として,需要追随型という旧来の計画論に沿って復興計画を作ったことを指摘する。不確実性が大きく,将来のニーズを予測することが難しい時代には,我々が歴史的に蓄積してきたストックや施設を前提として,それをうまく使って新しい地域課題やニーズに柔軟に対応していくという工夫が重要になる。そのために,行政と別の主体との協働によるError and retryの概念の重要性を述べ,前向きの明るい計画書の構成について論じた。
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