令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

物性(1)

座長:高橋 駿人(東京理科大学)

[V-38] 低発熱形セメントモルタルの強度・水和特性に及ぼす高温履歴および練上がり温度の影響

〇大野 拓也1、面来 洋児1、藤澤 竜1、玉森 俊裕1、多田 克彦1 (1.太平洋セメント)

キーワード:練上がり温度、高温履歴、圧縮強度、低発熱形セメント、暑中コンクリート

本研究では,中庸熱および低熱ポルトランドセメントを用いて,水セメント比45%,練上がり温度20℃,35℃,40℃,最高温度65℃,80℃となる高温履歴養生下におけるモルタル(M,L)の圧縮強度,細孔径分布,セメントの反応率を評価した.その結果,練上がり温度35℃および40℃におけるM,Lの材齢28日強度は,いずれの最高温度においても同程度であり,練上がり温度の影響は認められなかった.また,M,Lの細孔径分布は,いずれの練上がり温度,最高温度においても明確な差は認められず,C2Sの反応率も温度が高いほど高くなっており,圧縮強度の結果と対応していた.

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