[V-195] 全国の木橋管理者へのアンケートによる維持管理の課題に関する考察
キーワード:木橋、管理者、点検、維持管理
木材は、資源の豊富さや加工の容易さ、構造材として十分な強度性能から広く利用されてきたが、常に耐久性が課題であり、その弱点を今なお抱えながら現在に至っている。全国には多数の木橋があるが、置かれている立場はいずれも厳しいと考えられる。比較的短サイクルで必要となる維持管理のための技術の蓄積が十分とは言えないからである。これは近年の橋梁点検の義務化により改善するものではない。その方法が適切でなければ、投じた保守費用に対する効果が得られないことで木橋の立場がさらに悪くなることも考えられる。本稿では、このような背景から全国の木橋管理者にアンケート調査を行い、困難に感じている点とその解決法について考察する。
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