令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般(3)

座長:前原 聡(東急建設)

[V-165] 長期屋外暴露された鋼板接着工法に用いるエポキシ樹脂系接着剤の耐久性評価

〇山崎 大輔1、岩波 光保2、伊佐 政晃3 (1.ショーボンド建設、2.東京工業大学、3.阪神高速道路)

キーワード:エポキシ樹脂、耐久性、鋼板接着工法

橋梁の床版補強工法である鋼板接着工法では,補強用鋼板と既設床版を一体化させる目的でエポキシ樹脂系接着剤が使用されている.工事に使用された接着剤の試験体を屋外に暴露し,定期的に材料試験が行われた結果,経年とともに強度が低下することが確認された.強度低下の原因について検証した結果,暴露試験体は大気中の水分により影響を受け,表面部分の強度が低下し,そこに内部応力と試験時の外力が集中することで欠陥の起点を形成し,大幅な強度低下を引き起こしたものと考えられた.しかし,暴露試験体の強度は一般的なコンクリートの強度を十分上回っており,鋼板接着工法用の接着剤としての性能を十分に保持しているものと考える.

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