令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造設計(1)

座長:村田 裕志(大成建設)

[V-197] 補強鉄筋の配置がストッパー周辺の桁端の耐力に及ぼす影響

〇平野 悠輔1、轟 俊太朗1、田所 敏弥1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:鉄道橋りょう、鋼角ストッパー、桁端、補強鉄筋、耐力

鉄道橋りょうの設計では、橋脚を他の部材より先行して損傷させることが一般的だが、熊本地震等で橋脚の損傷前に鋼角ストッパー周辺の桁端コンクリートに損傷が生じた。既往の研究では、解析を用いてストッパー周辺の桁端に配置した補強鉄筋が耐力に及ぼす各諸元を明らかにしている。そこで本研究では、補強鉄筋の配置がストッパー周辺に及ぼす影響を検討した。その結果、ストッパーから補強鉄筋までの載荷方向距離ldと載荷方向直交距離lhの比ld/lhを大きくするように載荷方向と平行の補強鉄筋をストッパーに近づけて配置すると、載荷方向と平行の補強鉄筋がせん断破壊面と交差して荷重を負担するため、耐力が増加することがわかった。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン