令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

副産物利用・再生材料(2)

座長:山本 武志(電力中央研究所)

[V-36] 石炭灰を用いたセメント硬化体のエトリンガイト生成量が有害元素溶出抑制に及ぼす影響

〇髙木 亮一1、齋藤 淳1、笹木 圭子2、高橋 智彦3、荒川 大樹4 (1.安藤ハザマ、2.九州大学、3.東京電力HD、4.JERA)

キーワード:石炭灰(原粉)、エトリンガイト、有害元素、福島第一原子力発電所

著者らは,副産物利用による環境負荷低減が可能な石炭灰(原粉)を多量に用いたセメント硬化体技術を港湾工事等に適用してきている.使用する石炭灰(原粉)から有害元素が溶出するリスクが伴うため,そのメカニズムを解明する必要がある.そこで本研究では,有害元素の溶出抑制に寄与すると考えているエトリンガイトの定量化を試みた.その結果,圧縮強度と有害元素溶出量の間に関係性は見られなかったが,エトリンガイトによる有害元素の溶出抑制効果が高いことを定量的に確認することができた.

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