[V-69] 管内形状による乱流化を考慮したパイプクーリングの熱伝達率に関する提案
キーワード:パイプクーリング、マスコンクリート、温度応力解析、熱伝達率、レイノルズ数
マスコンクリート構造物は,温度ひび割れの発生が懸念されるため,施工面の対策としてパイプクーリングが適用されている.筆者らはこれまでに,パイプクーリングの管壁面の熱伝達率は流速と管径を変数とするレイノルズ数を用いた実験式から推定できること,シース管の形状により層流域であっても水の流れが乱流化し,管壁面の熱伝達率が変動する可能性について報告している.本稿では,上記のような現象により管壁面の熱伝達率が変動することを考慮した熱伝達率の算出式を提案した.また,管壁面の熱伝達率によるコンクリートへの冷却効果はニュートンの冷却の法則に従って150W/m2℃より大きくなると指数的に収束することがわかった.
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