令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(4)

座長:古賀 裕久(土木研究所)

[V-141] 微生物を用いたASRひび割れの補修効果に関する実験的検討

〇荒澤 拓海1、欒 堯1、太細 裕斗2 (1.埼玉大学大学院、2.埼玉大学)

キーワード:ASRひび割れ、イースト菌、バチルス菌、膨張量、含水率、質量変化

近年,微生物の基礎代謝を利用したコンクリートひび割れの補修技術が注目されている.この補修方法を補修後の外部水分の浸透や内部の残存水分によってひび割れが再発生する事例が多くあるASRひび割れに対して用いて実験的研究を行った.本研究では,補修後の補修効果について検討を行うため,補修後に再度ASR促進試験を行い,膨張量を計測した.また,一面吸水・乾燥をそれぞれ5日間行い,含水率と質量変化率を計測することによって内部の水分の逸散性について検討を行った.結果,微生物の補修後には外部からの水分浸透を抑制するため,膨張量の増加を抑え,また,乾燥期間中には吸水した水分の逸散効果もあることがわかった.

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